気さくな人柄が魅力の加藤シルビアアナ (2/24受訪)
平日夕方の報道番組。キャスターとしてスタジオから情報を伝えるだけでなく、さまざまな取材現場に足を運んでいる。お茶の水女子大理学部卒だけに“リケジョ”(理系女子)ならではの視点が持ち味だ。
先日は2027年開業予定のリニア中央新幹線の試乗会に参加して大興奮。「超電導を実際に体感できるなんて! あっという間に時速500キロまで加速して、フワッと体が浮くんですよ。超電導って知ってますか? 物質を冷やしていくと摩擦がゼロに近くなって動き続けるんです…」。あふれる情熱とともに言葉が止めどなく飛び出す。
担当者への取材では、「なぜ大きな車体が浮くのか」「どのように500キロまで加速するのか」など原理を理解した上で的確な質問をできるのが大きな強みだ。番組では、報道局に所属する竹内明(46)、佐古忠彦(50)両キャスターの豊富な取材経験を生かした解説に加え、加藤アナの“リケジョ”ならではの視点を生かしたリポートが視聴者の支持を集めている。
理系の視点と情熱を生かし、1月には大学の後輩にあたるタレント・黒田有彩(27)との共著で宇宙をテーマにした著書「宇宙女子」(集英社インターナショナル)を発売した。「理系を目指す人の大部分は『宇宙の謎を解明したい』と思っているんです。その熱い思いやリケジョの考え方をまとめたものです」。2人で「相対性理論」「ヒッグス粒子」など難解な理論を解説。対談形式で分かりやすく誰もが楽しめる仕上がりとなっている。
大きな夢を胸に抱いている。1990年12月に日本人初の宇宙飛行士となった秋山豊寛さん(72)以来となる、TBS社員として宇宙に行くことだ。「とにかく宇宙を体感したい。匂い、肌感覚、気持ちがどう動くか。五感で宇宙を感じてリポートしたい! いつか宇宙の番組もやりたいし、この本が第一歩となればいいですね」。少女のような澄んだ瞳で夢を語った。(有野 博幸)
◆加藤 シルビア(かとう・しるびあ)1986年1月4日、埼玉県生まれ。29歳。お茶の水女子大理学部卒。08年にTBSに入社。同期に枡田絵理奈アナ、山本匠晃アナ。その他の担当番組にTBSラジオ「夢★夢Engine!」(土曜・深夜0時半)など。日本人の父とポーランド人の母を持つ。特技はポーランド語。身長165センチ。血液型A。
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